2ntブログ
さっきから私は、
お尻を上げた格好で黙ってじっとしている。
そしてその人は
いつまで私がそうして居られるか試すように
部屋の中をゆっくりと歩いている。

革靴の音だけが、部屋に響いている。

ロビーからここにくるまでの間
エレベーターの中でもずっと一緒だったのに・・
促されるままここに来たので、
どんな顔をしてる人なのか見ることができなかった。
でも多分この人は流暢な日本語を話してはいるが、
どこの国かはわからないがハーフのような風情がある。

背はやたらに大きく痩せている。
スーツをビシッと着こなしていた。

その時、あれこれ詮索してる私の気持ちを見抜いたのか、
私のすぐ傍らでパタっと足音が止まった。

部屋の中がシーンとする。


私は握りこぶしをさらにぎゅっと握り
耳をそばだて、じっと身をすくめる・・・

しばらく沈黙が続く・・

そしてついに、私の乱れたスカートは長い棒ですくい上げられ、
ゆっくりとウエストの方まで捲り上げられた。

何?ケイン?乗馬鞭?それとも定規?竹のものさし?
あぁ。。それにしても恥ずかし過ぎるわ・・

「いい子だ。約束どおり、履いてはこなかったね!? 
こら!動くんじゃない!」
「私は普段、お仕置きを受けないといけない悪い子には、
下着の上からも沢山お仕置きをするが、今日は別だ。
何せこれは君の彼からの依頼なんだからね。
彼がいないからといって随分君は羽を伸ばし、
だらけた生活をしてるそうじゃないか。うん?」


突き出され丸出しになったお尻をさっきの棒、
そう乗馬鞭の先の革の部分で、
すーーっと撫でられる。
そしてふるふる震えてる私のお尻の上を、
何回も何回も行き来する・・まるで
ここをこれからどうされるか考えてみろとばかりに・・・
何度も何度も撫でられる。


「さぁ・・その大きな白い尻を差し出したまま待つんだ。
決して動くんじゃない!」
声色が固くなり表情がなくなっていく。


(あぁ・・何でこんな目に合わないといけないの?
この所海外出張ばかりで忙しい彼が昨夜電話で言ったのは、
嘘じゃなかった。

「エリカ、明日は午後3時に新宿ヒルトンのロビーに行くんだ。」
「ええ?何で?いやよ。一人で行くの?何しに行くの?」
「いいから言うコト聞くんだよ。」)


「エリカ。約束をしよう。
私が君に何か言ったら、それに答えなさい。
どんな言葉にも返事は1つ『YES Sir』だ。
それ以外は言ってはいけない。
もちろん『NO』は言ってはいけない。
だがしかし、万が一君が『NO』を言った時、
それはこの面会を終えるという意味だ。
君には君の意思がある。それを尊重しよう。
だが気をつけなさい。安易に言ったら後で後悔するだろう。」

「はい。」
「・・・ YES Sir.だ。」
「い・・・いえ・す。さぁー?」
「・・・ふむ・・言葉には気をつけなさい。
間違えたらそのクッションの上の尻に即、罰を与える。
君の彼にしっかり躾けるように頼まれているからね。
返事は一つ一つの質問に対して必ずしなさい。」
「・・・・」

ビシィー!!
「うーー! あッ はい!」

ビシィーー!!
「あぅ! Yes! Yes sir! 」

「そうだ、早く慣れなさい。これは君に、
私と会う事は特別な事だと認識させる為のルールなのだから。」

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