2ntブログ
「どうして手を出したままにしておかなかったの!」
美咲が怒っていた。
「エリカは言いつけが守れない悪い子なんだから、
お仕置きされてる所をこの店の人にも見てもらわないといけないでしょう?!」

「だけど・・あのリボン・・派手すぎなんだもの・・」

「うん? あっそう!! せっかく私が可愛くしてあげたのに、文句?」
「・・・・だって。」

「だって? そんな生意気な口の聞き方してもいいの?!
勝手に手は引っ込めるし文句は言うし!最近ちょっと甘やかし過ぎたわね。
もっと厳しくしないとだめね。
本当だったら今すぐこのテーブルに手をつかせて、
そのお尻を突き出させてもいいほどよ! わかってるの!?」

「ううん。。いやいや。ごめんなさい。でも・・でも・・頑張れなかったの。」
「ダメ! 許さないわよ。」


その時、カランコロン♪という音と共に店のドアが開き、
トオルが入ってきた。
すぐに私達を見つけて急ぎ足でこちらへやって来ると、
長椅子の奥に私を押しやり美咲の目の前に座りドカっと座った。

「おい!美咲!どういうことなんだよ!
ずっと待ってたのに来ないと思ったら、やっぱりここか!
祝賀会は6時からだろう?
手伝いだから4時には行かないといけないってお前が言ったんだぞ!
急がないと間に合わないぞ?!」

「ああしまった!ごめん!忘れてた!
エリカの事お仕置きしてたら、すっかり忘れちゃってた。」
「あーーもう。お前も好きだなー。
大体俺にまで一緒に手伝えって言っておいて自分で忘れるのかよぉ。」

トオルはふーーっとため息をつきながら、
目の前にあったコップの水を一気に飲み干し、
それから私の方を向いて言った。

「で?エリカ、またお仕置きされるような事したの?」

「そうなのよーー!全くエリカは昨夜あんなに何度も言い聞かせたのに、
友達とだかなんだか知らないけど、チャットして夜更かしして、それを嘘ついて隠したから、
さっき、ココでその悪い子の手をリボンでお仕置きして、
ここのお店の人にみてもらおうとしてたのよ。
なのにいざとなったらさっとテーブルの下に両手を隠して。
私がせっかくしてあげたお仕置きを台無しにしたのよ!」

「うん? あれ?これか? わーーぉ、こりゃまた派手なリボンだなぁ」

トオルは私の手にまだ巻きついてる真っ赤なリボンを引っ張りながら、
ニヤニヤして私の顔を覗き込んだ。

「エリカ、可愛くしてもらったのに、いい子にできなかったの?
それでオニ美咲にお仕置きされてたってわけかぁ。はははは!」

「ちょっとトオル!オニとは何よ!あっそうだ。トオルちょっとココにいてくれる?」

「うん?いいけど、急げよ?時間ないんだから。」
「OKOK。わかってるって。このままじゃ甘やかしすぎだから、
ちょっとエリカをトイレでお仕置きしてくるから。待ってて!」

「はいはい。了解。」

「ほら。早く行くわよ。エリカ。」

トオルは席から立ち上がり、奥にいた私に言った。
「ほら。早くいけよ。美咲がおこると怖いぞー^^」
「いやだぁ・・」
「先に行ってるわよ、早くこないとうんと痛くするわよ。
トオル、エリカを引っ張り出して!」
「ほらほら。早くいったほうがいいぞ^^」


私はトイレに入るとすぐに洗面台に手を突かされ、
スカートを捲くりあげられた。
そしてお尻を突き出したまま下着をTバック状態にされ、
ぐいぐいと引っ張られた。
それから腰をしっかり捕まえられ、
美咲の頑丈な平手でパン!パン!パン!パン!と50回も連続で思いっきり叩かれた。
美咲は高校の時にバレー部だったから手が強いのだ。
このぐらいじゃなんともない。

「今はこれで堪忍してあげるわ。
早く行かないと、私がトオルに怒られちゃう。
でも今夜帰ってからたっぷりお仕置きの続きをするからね!
帰る前に電話いれるから、ちゃんとお尻出して待ってるのよ!いいわネ!」

涙を拭きながら、
ひりひりする叩かれたばかりのお尻を手で押さえて、
そおっと食い込んだショーツを元にもどそうとすると、

「何してるの!そのままでいなさい!」
もう鏡にむかって、お化粧直ししている美咲の声が飛んだ。


席に戻ると、トオルが私の耳に囁いた。
「エリカのお尻の音。こっちにも聞こえたぞぉー^^」



        = 紅茶とリボン3へ=

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